0から90日でふじいあきらのマジックができる

ふじいあきらのマジックのタネや考え方について解説していくブログです。 マジック初心者の方にも分かりやすく丁寧(ていねい)に説明していきます。

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インスパイア マジック

Author:インスパイア マジック

こんにちは。「インスパイア マジック(Inspire Magic)」と申します。
私のプロフィールは以下の通り。
性  別 男性
年  齢 36歳
住  所 大阪市内
仕  事 法律関係の事務職
趣  味 当然マジック
家族構成 愛妻1人 愛娘1人

マジック初心者の方が楽しめるようなブログを書いていきたいと思っています。
よろしくお願いします。

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わたしの目標とするマジック

2006/01/01 01:01

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私が、目指すのは、アマチュアのアマチュアによるアマチュアのためのマジック(The magic of the amature,by the amature,for the amature)です。


もっとも、マジックのクオリティとしてはプロ級のマジックを目指していきます。


プロよりレベルの落ちるマジックという意味ではないので、誤解なさらないでください。


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プロとアマチュアのマジックをするシチュエーション(場面設定)は異なります。


アマチュアは、アマチュアの場面設定にふさわしいマジックを準備しておく必要があると思います。


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○アマチュアが演じるべきマジックの条件○
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1.マジック道具の量とカサが少ないこと
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服のポケットに忍ばせておく道具や鞄(かばん)に入れておける道具は、日常生活に支障のない程度であることが必要になります。


日常生活の中で、やたらトランプでポケットがふくらんでいたり、定期券を出そうとしてカードが出てきたら異常者です。


笑い話ではなく、そのような準備を要求するマジックが実際にあるのです。


そのようなマジックをする場合は、「ちょっと待って」と言って別室に行き、準備して帰ってこないといけませんが、これによってマジックの不思議さが半減(はんげん)してしまいます。


アマチュアにとって、ムリな準備のいるマジックは、私としては却下(きゃっか)です。


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2.借りた道具でできること
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持ち歩き道具を減らすためにも、借りた仕掛け(しかけ)のない道具でできるマジックを、身につけていると「一生の宝」になります。


トランプを借りるということは、日常生活の中でありえませんが、500円玉と、お札と、タバコは借りたものでできるマジックを、まず身につけておくべきでしょう


もっとも「借りたトランプでもできます。」などという謳い文句(うたいもんく)でマジック販売をしているのを見かけましたが、マジック販売をしている人というのは、どうしても一般人と常識がかけ離れていくように思います。


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3.どんなに近寄られても大丈夫であること。
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アマチュアは、観客との距離を選べません。

世の中には「観客と少し離れて演じてください。」と、平気で解説書に書いてあるマジックが本当に多いのです。

だからといって、観客に「それ以上寄らないで見てください。」などと指示するのでしょうか?


そんなマジックはストレスがたまって、とてもではないですが、アマチュアには演じられません。


観客の中には、あまりに近づきすぎる人がいたりしますが、逆にその場合は視野が狭くなるので、ミスディレクションの技術を身につければ、いくらでも注意をそらせることは可能です。


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4.角度に強いこと。
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アマチュアは観客との角度も選べないので、テーブルのとなりの席の人が、平気で横からのぞき込んできます。

少なくとも前方120度ぐらいの角度から見られても、大丈夫ないわゆる「角度に強いマジック」であることが必要です。


後ろや下から見られると、さすがにコインマジックはできませんので、前から見てもらわないと私の背中ばかり見ていても面白くないし、一瞬で何か起こっても見逃してしまいますよ、という説明をしてできるだけ前に回ってもらいます。


観客が子供の場合、360度囲んできて、目をパチクリしながら見てくる、という厳しい状況によく見舞われますので、角度の問題がよく起きます。


「前に回ってもらわないと楽しくないですよ。」ということを強調して、あわてず冷静に対処(たいしょ)しましょう。


よく角度に弱いマジックを、1つの角度から固定した定点カメラで撮った動画を使って、販売しているマジックがあります。

下手をすると真上からの映像のものもあったりするのですが、そんなマジックに果たして意味があるのでしょうか?


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5.マジック後の道具の検(あらた)めは、とことんされても大丈夫なこと
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これが最も重要です。

逆に、マジック前の道具の検(あらた)めは、こちらのペースで行ってもいいとおもいます。

不思議さをそこなう事はないと思います。


但し、「マジック後の道具の検(あらた)めに完全に耐えられる」というこの条件は、さすがに厳しすぎます。


そこで、たとえ終わった直後は、ギミックや余分なコイン、余分なカードが残り、完全な検(あらた)めは不可能という状況でも、何かをミスディレクションとして、タネの処理が出来るルーティンであればOKだと思っています。


具体的には、カードが一瞬でチェンジするマジックで、チェンジしたカード自体には、タネがなくて、それを調べてもらっている間に、本当に仕掛けのあるタネのカードを隠してしまえる、というようなマジックであれば、私の基準でも合格です。


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しかし、残念ながら世の中には「一瞬で変化する物自体がギミックである」というマジックの方が圧倒的に多いです。

わたしから見ると「これは商品として売っていいものなのだろうか」と疑問に思うのですが、マジックショップの店員の方は一般的に「道具は渡す方が悪い」という見解のようです。


ただ、誤解しないでいただきたいのは、わたしは「必ず観客に道具を検(あらた)めてもらうべきだ」と言っている訳ではありません。


道具を調べさせて「どうやー、タネ分からんやろー」という挑戦的な態度が、観客とマジシャンの対決形式を作ってしまう恐れもありますし、また、自分から「タネを検めてください」と、申し出るときと、申し出ないときがあると、かえって怪しいからです。



できれば、観客から「調べさせてー」と言われたら、一度は嫌がり困るぐらいの演技をする方が望ましいです(マジシャンが嫌がるとかえって観客はうれしくなって絶対に引き下がりませんが)。


「道具を検められても大丈夫である」ということは、アマチュアという立場で演技をするときに、演技中の精神的なストレスをなくすため、必要不可欠(ひつようふかけつ)な要素だと、わたしはおもっています。


必ず役に立たなくても、安心感を得られる保険のようなものです。


そうやって、タネがばれないマジックをいくつかして、場数を踏んでいくことにより「検められては困るマジック」ができる観客、できるタイミングを感じ取り、平気で堂々とギミックを使うマジックをできるようになるのが、理想ではないかと考えています。


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6.現象は地味でもかまいません。
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道具を調べてもらうことにより、不思議さが増すので、現象自体はあまり派手でなくてもいいです。


マジックは、「現象が派手であればあるほど、タネがばれやすい傾向にある」とわたしはおもうので、あまり派手な現象を目指さなくてもいいのではないでしょうか?


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7.観客の手の中で、現象が起こるマジックであること
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観客の手の中で、現象が起こるマジックが望(のぞ)ましいとおもいます。

テレビや大がかりなショーではなく、せっかく少人数に対して至近距離(しきんきょり)でマジックを見せられるのがアマチュアの強みなのですから、観客の手の中で現象が起これば、大きな声を出して驚いてくださる観客もいて、とても盛り上がります。


また、これを理由にきれいな若い女性とスキンシップをはかれます。

これはスケベな気持ちからだけでなく、マジックを成功させるため戦略的にも必要なことなのです。


若い女性は「不思議なものを信じようとする力」と「手に触れて確かめたい」という本能を持っているので、不思議な現象が、手の中で起きたときに、大きなリアクションをしていただけて、場の全体がいい雰囲気(ふんいき)になる可能性が高い、とおもいます。


これに対して、男性はタネが分からないと「馬鹿にされた」と感じるプライドの高いタイプの人が多く、驚いたリアクションをとるのも恥ずかしいので「なるほどね」などとタネが分かっていないにもかかわらず、分かったような冷めたセリフを吐(は)いて、場をしらけさせてしまう可能性が高いです。


テレビなどの映像であったり、舞台上の観客だけが驚いていたりするのでは、いまいち観客に不思議さは伝わりません。


生(Live)の至近距離で、全ての観客が見ている状態で、一人の観客の手の中で起こる現象は、最もインパクトが強く、アマチュアにとって有利に働くものだとわたしは考えています。


マジックのマニアからすれば、どちらでも不思議さは変わらないように感じるのですが、テーブル上で起こしても問題ない現象を、あえて観客の手に持ってもらってマジカル・ジェスチャーをするだけで、その効果は大きく異なると、わたしはおもいます。



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○わたしがご紹介するマジック○
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以上の条件は、もちろん理想であり、私のご紹介しているマジックが、全て上の7つの条件をクリアーしているわけではありませんが、「常にその理想に近づけていきたい」とおもってがんばっています。





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未分類TB:0CM:0

カードの材質について

2006/01/01 01:01

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ゲーム用のカードは、プラスチックの方が長持ちしていい感じですが、マジック用のカードは紙製のものでなければ、すべり具合などいろいろな不都合があるため、紙製を強くおすすめします。


プラスチック製のカードを使っているプロマジシャンはいないとおもいます。


マジックの極意(一般的な注意事項)TB:0CM:0

中学生、高校生の学校マジックについて

2006/01/01 01:01

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○初心者の失敗パターン
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このブログの読者として、私がターゲットとしているのは、いわゆる「初心者」といわれる方達です。


人前で、初めてマジックをする時に失敗せずに出来るようにするための、最大限のフォローをしたいというのが一番の目的です。


人前で見せたマジックが
失敗してタネがばれたり、
成功しても大して不思議に思ってもらえなかったり
したら、普通の方であればマジックがそれで嫌いになってしまうのではないか、と思います。


「何で観客はテレビの中居君のように、オーバーリアクションでもっと驚かないのだろう」
「何でこんなに道具を調べたがるのだろう」
「何で観客はこんなに挑戦的で意地悪(いじわる)なのだろう」
「解説書に書いてあるとおりやったのに全然うまくいかないぞ、あんなに練習したのに全然割(わり)に合わない」
「チクショー、マジックなんてしょーもない」
という気持ちになります。


子供の時の私が、そうでした。
一度マジックから全く興味が遠ざかっていた時期もありました。


結論とすれば、以上のような観客の反応は、全部自分に問題があるのですが、タネや技術のことばかりに目がいっている間は、その事に全く気付きません。



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○学校マジック
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このホームページを見て頂いている中学生や高校生の方は、特に学校で友達に対して演じるときは、注意して下さい。


若い時の友達は、マジックの観客としては、最低の部類(ぶるい)に属する人たちです。


しかし、同時にもっとも気軽にマジックを見てもらえる、ありがたい相手でもあります。


なにしろ徹底的に調べてくれますので、私が目標とする演技後の検(あらた)めの可能なマジックが、一番有効な相手だといえます。


ただ、さらにエスカレートして、(私の妻のように)平気で演技中に手をつかみ、テーブルに裏向きに置いたカードを片っぱしからひっくり返してくるようになったら、マジックの演技は出来ませんので、店じまいして下さい。


しかし、あなたがマジックの演技を見せた友達の中にも、きっとそんな妨害行為はしないから、もっとあなたのマジックを見せて欲しい、という人はいるとおもいます。


そうなったら、後日マジックを楽しめる友達を相手に見せ、さらに上手くいけば、マジックに強い興味のある人を弟子として、マジックの輪を広げていく、というのが理想の展開です。


女子が見てくれるようになったら、噂(うわさ)は広まり、リクエストを受けてマジックを始められるという、ハードルは高いですが、自分にとって都合のいい状況で、マジックを披露(ひろう)できます。

マジックの専用道具も、出しやすくなります。


学校でマジックを成功させるのは、本当に至難(しなん)の業(わざ)です。


プロのマジシャンが、驚く心の準備が出来ている観客を驚かすよりも、よっぽど難しいことだと、私は断言します。


但し、あまり、学校で有名になって、「文化祭などで披露(ひろう)してくれ」などということになると、ステージ・マジックになってしまうので(一般のマジックをしない方は、平気でこんなことを言います。)かなりあなたにとって厳しい状況になるでしょう。


私なら、辞退しますが、いざという時のためのステージ・マジックも覚えておく必要があるかもしれません。


社会人になっても、結婚式用のマジックなどに使えますから損はしないはずです。


人生の中で、人前でマジックを初めて披露(ひろう)するのは、きっと学校だろうと思われます。


学校という身近な場所で不思議な現象を起こして友達を驚かせ、タネを死守(ししゅ)するという事は本当に難しいですが、私が成功できなかった「学校マジック」を、ぜひともあなたには成功していただければ幸いです。


マジックの極意(一般的な注意事項)TB:0CM:0

カード(トランプ)の手入れ方法について

2006/01/01 01:01

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カード(トランプ)はまず「濡らさない」、「汚さない」ということが、もっとも大事になります。


練習前は手を洗った上で、タオルでよくふき取り、さらに、タオルでは取れない指の間の水分も、ティッシュでふき取ります。


主にテーブルの上でリボン・スプレッドした時に汚れますので、カード(トランプ)を広げるテーブルもフキンでふいた上、ティッシュでふき取ります。


私の意見としては、アマチュアはクロースアップ・マットを本番で使える事は、ほぼないのですから、練習もかたいテーブルの上ですべきだと思うのですが、痛んだカード(トランプ)を復活させるためには、クロースアップ・マットの上で、何度もリボン・スプレッドすると、余計な水分がマットに吸い取られ、いい感じですべりも安定してきてくれます。


それでも、新品の時と全くちがって、徐々にカードとカードの間のすべり具合が悪くなってきます。


また、水分をすい込み、カードが厚く重くなってきます。


こうなってくると、ファンやリボン・スプレッドをするときに、支障が出て、均等にカードが開かなくなり演技が美しくできなくなります。


この状態になったらカードケースにしまったまま、一度、乾燥した部屋にカード(トランプ)を置いておくとよいとおもいます。


間違っても、私のようにドライヤーで乾かしてみよう、などと思わないでください。
カードがひん曲がって、使い物にならなくなります。


痛んだカード(トランプ)を部屋に置いている間は、練習用に別のカードを使用します。


しばらくすると、バイシクルのカードはよく出来ているので、すべりと軽さが演技に気にならないほどに復活してきます。


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結論
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カード(トランプ)は痛んできたら一度休ませておいて、別のカードで練習し、ローテーションでくるくる回すのがベストだと思います。


袋に入れて、冷蔵庫にいれておくと、乾燥がはやいという意見もありますが、おそらく奥さんに怒られるでしょう。


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ファンニング・パウダーについて
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かなり、状態の悪くなったカードの場合、マジックショップで売っている「ファンニング・パウダー」という粉を振りかけると、ファンやリボン・スプレッドが非常に美しくできるようになります。


しかし、この粉は新品のようにカードとカードのすべりをよくするというよりは、すべり方を均等にしているという感じで、私はフォールス・カウントなどの他の技法に、支障が出るようにおもうので、あまり好きではありません。


スベリ自体は、悪くなっているためです。


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蝋を塗る方法について
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カード・マニュピレーションの第一人者であるプロマジシャン、マーカ・テンドー氏は、徐々に取れてしまうファンニング・パウダーよりも、ステージ用のファンカードとしては、亀山ろうそくの蝋(ろう)を塗ったカードは最高である、と以前どこかで書かれていました。


私も一所懸命カード1枚ずつに蝋を塗ってみましたが、蝋を塗ったカードは、ファンをするには最高の快感があるとおもいますが、近くから見ると蝋の中で固まった汚れも見えるし、カードとカードが離れにくいぐらいすべりは悪くなり、全くクロースアップ・マジックをする気にはなれないデックが出来上がりました。


蝋を塗ってしまうと、完全にステージ用のファンカード専用デックを作るという感じになってしまいますので、クロースアップ・マジックをするにはあまりお薦めできません。


マジックの極意(一般的な注意事項)TB:0CM:0

カードの反(そ)りについて

2006/01/01 01:01

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カードの反りについては、新品の時からバイシクルは裏側に反り気味のようにおもいますが、反りが大きいと2枚のカードを1枚のように扱おうとする場合に、変なズレが生じたり、裏と表が混ざっているパケットのフォールス・カウントをしたりする際に支障が出たりします。


単純に、逆側にリフル(パラパラとはじく)すれば反りは直るとわたしは考えていますが、反りを直す用の「カードクリップ」という道具も、マジックショップには売っています。


横方向の反りグセが強いカードの場合は、カードを縦方向に曲げると、ダブル・リフト等のあらゆるシークレット・ムーブを行うのに都合が良いとおもいますので、デック全体に縦方向の反りをつけてみることをお薦めします。


マジックの極意(一般的な注意事項)TB:0CM:0

カードのフチについて

2006/01/01 01:01

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カードの裏模様には、白い一定幅のフチがあるものの方が、マジックには使いやすいといわれています。


デック、または、パケット内で、裏表になっているカードが混ざっている状態で、なおかつそれを観客に気付かれてはいけないマジックが、いくつかあります。



フチがないカードだと、少しでもカードがずれると、白いフェイスの端が目立ってしまい、それがばれてしまうからです。


このブログの動画コーナーでは、第29回のトライアンフ(Triumph)などがそれにあたります。


カードに白いフチがないと、少しのカードのズレも許されない緊張感で、演技にストレスがたまってしまいます。


バイシクル(Bicycle)やタリホー (Tally-Ho)はこの条件を満たしていますが、この条件を満たしていないのは、Bee(ビー)と「トランプマジックに適したトランプの選び方」で紹介した百円均一のストリッパー・デック(Stripper Deck)になります。


マジックの極意(一般的な注意事項)TB:0CM:0

マジックで使用するカードのサイズについて

2006/01/01 01:01

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標準的なトランプのカードの大きさには、ブリッジサイズとポーカーサイズの二種類があります。


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ブリッジサイズ(Bridge Size)【トランプゲーム用の標準サイズ】
約89mm×約58mm。横幅が短く、日本でゲーム用として売られているものでは、一般的なサイズです。

バイシクル青バック



















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ポーカーサイズ(Poker Size)【マジック用の標準サイズ】
約89mm×約63mm。縦の長さは、ほとんどブリッジサイズと変わりませんが、横幅がブリッジサイズより5mmほど広くなっています。

バイシクル青バック




















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マジック用のトランプ(カード)としての標準サイズはポーカーサイズです。

よくカードのサイズについては、手の大きさとの関係で手の小さな人は、パームをするときに手に隠れず困るので、ブリッジサイズ(Bridge Size)でもいいのではないか、という議論がありますが、私はマジックをする以上、ポーカーサイズ(Poker Size)に慣れておくべきだとおもいます。


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理由としては、「カードマジックに適したカードの選び方」でも、ご説明したように、バイシクル・ポーカーサイズが一番安く手に入ること、ギミック・カードはポーカーサイズしか売っていない、という経済的なことです。


わたしは、できるだけ読者の方に、自分が今までマジックに使ってきた無駄なお金を使わないで、本格的なマジックができるように、自分の経験からアドバイスしたいのです。


また、パームもれしてしまう、という点については、主流であるオーディナリー・パームではなく、リア・パームやテンカイ・パームなどを使えば、技術的に解決できると考えるからです。





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トランプマジックに適したトランプの選び方

2006/01/01 01:01

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○結論○
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「マジックにあまりお金をかけたくない」とおもう人は、アメリカのUSプレイング(U.S.Playng)社製の「バイシクル・ライダー・バック(Bicycle Rider Back)」というカードの「青バック(青裏)」「ポーカーサイズ(Poker Size)」を使ってください。







































ちなみに、バイシクル(Bicycle)という名前の由来は、裏模様に描かれている天使の絵とジョーカーに描かれている王様の絵が自転車(Bicycle)に乗っているからだとおもいます。


ふじいあきら氏やピエール氏は、このカードを使っています。

まずは、プロマジシャンと同じものを使ってください。それが上達への早道です。


百貨店のマジック・コーナーなどでは、1組680円で売られています。

できるだけ、安く大量に仕入れて、このブログの読者の方に、これより安く、あるいは、おすすめのマジックのタネあかしをつけて、販売できないか検討中です。


他にも、前田知洋氏が愛用している同じUSプレイング(U.S.Playng)社製のタリホー (Tally-Ho)というカードや、キャラバン (Caravan)、主にカジノなどで使われているビー(Bee)というカードも良いそうですが、私は使っていません。


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「マジックにあまりお金をかけられない人」が、バイシクル(Bicycle)の青バック(ポーカーサイズ)を使わないといけない理由は3つあります。

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理由1
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トランプは消耗品です。
カードの技法を練習していると、必ずカードは痛みます。


そして、カードの状態がよくないとファンや両手スプレッド、リポン・スプレッドなどがきれいにできませんし、シークレット・ムーブをする時にも失敗の原因ともなってしまいます。


「カードマジック事典」の編者である故高木重朗氏などは、2週間に1組は新しいトランプを下ろしていたそうです。

トランプは、安くどこのマジックショップでも、手に入るものでなくてはなりません。


あまり多くの人が使わないカードは、品切れになったり、どうしても値段が高くなったりしがちで、やはり、ろくなことがありません。

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理由2
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マジックショップで売っているギミック・カード(仕掛けのあるカード)のバックの図柄は、ほとんどがバイシクル(Bicycle)のポーカーサイズです。


これが重要です。


ギミック・カードの中に、ダブル・バック・カード(Double Back Card)というものがあります。


マジックショップで売られているものは、表裏ともバイシクル(Bicycle)の裏模様になっており、普通のカードのフェイスにあるカードのインデックスや、マーク(スーツ)は全く印刷されていない、一般人が見れば「何のために存在しているのだろう」という代物(しろもの)です。


これを使用するマジックについての解説として、セロ氏の「引っつく2枚のサインカード」があります。

ブログの第3回から第9回で解説していますので、ぜひご覧下さい。


そして、タリホー (Tally-Ho)の裏模様のデックの中に、このバイシクルのダブルバック・カードが混じっていても、何の役にも立たないことは、一目瞭然(いちもくりょうぜん)だと思います。


前田知洋氏などがタリホー (Tally-Ho)のギミック・カードを使っておられる場合は、自分で作るか、特別に注文しているのではないかとおもいます。

これは、我々アマチュアには簡単にはできないことです。

とにかく、主流に従わなければ、お金がかかります。

マジックの道具に関しては、多数派についていき「長いものには巻かれる」ことのできる、素直な気持ちが大切です。

あなたの個性は道具でなく、マジックの演技で発揮されればいいのではないでしょうか?


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理由3
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赤バックではなく、青バックにすべき理由は、カードのバックの色が変わるマジックをする場合に、全体のデックが青で、選んでもらったカードなどが、赤く変わるという方が、赤から青に変わるよりインパクトがある、と私が独断と偏見でおもうからです。


この点については、ふじいあきら氏もDVD「ふじいあきらのカードマジック事典アンソロジー」の中で同ことをおっしゃっていました。


したがって、練習用、本番用のカードとしては通常青バックのカードを何組か購入し、カードの色が変わるマジックをする場合、赤バックのカード1組を買って使えば良いのです。


もっとも、「赤バックの方が好きで普段から赤バックのカード(トランプ)をどうしても使いたい」という方はもちろん止めません。


しかし、主に使うカードの色は、絶対に統一しておくべきです。


理由はカードを破ったり、折ったり、サインしてもらうマジックをした場合、また、パームの練習などで痛んだカードが発生した場合、他のデックからそのカードを補充することができるからです。

また、パケット・トリックでは、ジョーカーを複数枚使う「ジョーカーもの」といわれるジャンルのマジックがあるのですが、このジョーカーも同じ裏模様で統一されていなければ使えないことは、いうまでもありません。


このジョーカーのコレクションは、あなたがこれからますますマジックを極めて、あなた自身でマジックのルーティンを考え出すようになるまで上達されたときに、きっと役に立ってくれるカードたちだと思います。


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★百円均一のカードについて
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「もっと私は貧乏だ」と自慢できる人には、百円均一のカードも一応使えるのではないかとおもいますので、ご紹介いたします。


私が研究した中では、以下の写真のカードがいい感じです。






















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但し、材質的には問題があり、最初の滑りは満足のいくぐらいなのですが、手の汗を吸ってカードが、重く、分厚く感じるようになった後は、バイシクルのようにただ置いておくだけでは、すべり良さや軽さは復活しません。
そのまま徐々にお蔵入りです。

その点は、さすがはバイシクルだと思います。

カードを破るマジック、選ぶカードを予言するマジック、同じカードが何枚もいるマジック、などには百円均一のカードは結構使えそうかなとおもいます。

しかも、このトランプはストリッパー・デック(Stripper Deck)というギミック・デックになっており、レギュラー・デックではできない現象も起こすことができます。


通常のマジックショップで、バイシクルのストリッパー・デックを買おうと思えば1,800円程度はします。

百円でストリッパー・デックが買えるのですから、すごい時代です。


未分類TB:0CM:0

マジックの専門用語は使用します

2006/01/01 01:01

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わたしは、マジックに関する専門用語は使用していく方針です。


もちろん、とことんその意味を、くわしく丁寧に説明した上での事ですが。


よく、初心者向けのマジックの本では、マジック界で一般的に使われて専門用語とは、ちがう言い方で技法名などを解説している場合があります。


しかし、これは覚える人にとってあまりいいことではない、とわたしは考えます。


例えば、エルムズレイ・カウントという専門用語を、「1枚隠しトランプ数え」、ダブル・リフトを「2枚めくりの技」などと、呼び方だけ表面上やさしく言いかえたとすれば、その方が覚える側にとって、迷惑だと思うからです。

大人に対して、「ご飯」を「マンマ」と教えているようなものです。


どうせ、正しい言い方を覚えておかなくては、わたしの発行しているメルマガのような詳しい解説のない、他の本やマジック商品の解説書を読むときに、困ってしまい、覚え直さないといけないだけなのです。


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また、あなたはこれから本格的なプロマジシャンも演じるマジックを身に付けていくのですから、当然プロマジシャンが使っている言葉使いも、知っておかなければならないのです。


おそらく、初心者向けの本などは、「簡単マジック」などと見出しに書いてしまったため、表面上だけでも簡単に見せようという努力の結果こうなったのか、あるいは出版社の意向で無理矢理書き直させられているのか、分かりませんが、後者であったとしたら、まったく残念な話です。


「マジックが簡単に演じられること」と「表面上の言葉使いが簡単なこと」とは、全然別のことだとわたしはおもいます。


マジックの極意(一般的な注意事項)TB:0CM:0

マジックをする時の外見的な注意事項について

2006/01/01 01:01

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○初心者の失敗パターン
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このブログの読者として、私がターゲットとしているのは、いわゆる「初心者」といわれる方達です。


人前で、初めてマジックをする時に失敗せずに出来るようにするための、最大限のフォローをしたいというのが一番の目的です。


人前で見せたマジックが
失敗してタネがばれたり、
成功しても大して不思議に思ってもらえなかったり
したら、普通の方であればマジックがそれで嫌いになってしまうのではないか、と思います。


「何で観客はテレビの中居君のように、オーバーリアクションでもっと驚かないのだろう」
「何でこんなに道具を調べたがるのだろう」
「何で観客はこんなに挑戦的で意地悪(いじわる)なのだろう」
「解説書に書いてあるとおりやったのに全然うまくいかないぞ、あんなに練習したのに全然割(わり)に合わない」
「チクショー、マジックなんてしょーもない」
という気持ちになります。


子供の時の私が、そうでした。
一度マジックから全く興味が遠ざかっていた時期もありました。


結論とすれば、以上のような観客の反応は、全部自分に問題があるのですが、タネや技術のことばかりに目がいっている間は、その事に全く気付きません。



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○学校マジック
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このホームページを見て頂いている中学生や高校生の方は、特に学校で友達に対して演じるときは、注意して下さい。


若い時の友達は、マジックの観客としては、最低の部類(ぶるい)に属する人たちです。


しかし、同時にもっとも気軽にマジックを見てもらえる、ありがたい相手でもあります。


なにしろ徹底的に調べてくれますので、私が目標とする演技後の検(あらた)めの可能なマジックが、一番有効な相手だといえます。


ただ、さらにエスカレートして、(私の妻のように)平気で演技中に手をつかみ、テーブルに裏向きに置いたカードを片っぱしからひっくり返してくるようになったら、マジックの演技は出来ませんので、店じまいして下さい。


しかし、あなたがマジックの演技を見せた友達の中にも、きっとそんな妨害行為はしないから、もっとあなたのマジックを見せて欲しい、という人はいるとおもいます。


そうなったら、後日マジックを楽しめる友達を相手に見せ、さらに上手くいけば、マジックに強い興味のある人を弟子として、マジックの輪を広げていく、というのが理想の展開です。


女子が見てくれるようになったら、噂(うわさ)は広まり、リクエストを受けてマジックを始められるという、ハードルは高いですが、自分にとって都合のいい状況で、マジックを披露(ひろう)できます。

マジックの専用道具も、出しやすくなります。


学校でマジックを成功させるのは、本当に至難(しなん)の業(わざ)です。


プロのマジシャンが、驚く心の準備が出来ている観客を驚かすよりも、よっぽど難しいことだと、私は断言します。


但し、あまり、学校で有名になって、「文化祭などで披露(ひろう)してくれ」などということになると、ステージ・マジックになってしまうので(一般のマジックをしない方は、平気でこんなことを言います。)かなりあなたにとって厳しい状況になるでしょう。


私なら、辞退しますが、いざという時のためのステージ・マジックも覚えておく必要があるかもしれません。


社会人になっても、結婚式用のマジックなどに使えますから損はしないはずです。


人生の中で、人前でマジックを初めて披露(ひろう)するのは、きっと学校だろうと思われます。


学校という身近な場所で不思議な現象を起こして友達を驚かせ、タネを死守(ししゅ)するという事は本当に難しいですが、私が成功できなかった「学校マジック」を、ぜひともあなたには成功していただければ幸いです。


マジックの極意(一般的な注意事項)TB:0CM:0

プロマジシャンとアマチュアの傾向(けいこう)

2006/01/01 01:01

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プロとアマチュアの傾向(けいこう)
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マジックの世界では新しい技法や新しいマジックの多くはアマチュアが作っています。


なぜこのようなことになるのかというと、プロはある程度のジャンルをあまり偏(かたよ)りなく演じなければ一般的に飽きられてしまいます。


プロはマジックを生み出すことより、すでに古くからあるクラシック・マジックといわれる、歴史的にも効果が証明されているマジックを、自分のスタイルで演じきることに、自分の時間と労力を集中する傾向にあります。


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○演技者としてのプロ
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私は演技を見たことが無いのですが、フレッド・カップス氏(Fred Cups)という天才的なプロマジシャンがおられました。


私の好きなホームページ「マジェイアの魔法都市」でマジェイア氏がお好きなマジシャンという事で、特集を組んでおられ、読むだけでいろいろ考えさせられる事があります。


彼は改案(かいあん)の天才だったそうで、既にあるマジックを自分のスタイルに作り変えることが、とてもうまかったそうです。


しかしながら、天才的なフレッド・カップス氏が原案者であるマジックや、フレッド・カップス氏の名前のついた技法というのはあまり聞きません。
コインのクラシック・パームという技法の見せ方としてカップス・サトルティというのは結構有名ですが、これも改案といえるでしょう。


また、彼はレクチャー(マジックのタネやコツを教える有料の講演)をして人に教えるという事も無かったそうです。


きっと自分の演技の不思議さを少しでも損(そこ)なうような事はしたくなかったのでしょう。


こういう方が私はプロ中のプロなのだと思います。



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○マジック作成者としてのアマチュア
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これに対して、アマチュアは自分が気になる一つのプロットや技法に執着(しゅうちゃく)する人が多いと思います。


アマチュアはジャンル的にバラエティに富んだマジック・ショーを演じる必要はありません。


自分の好きなテーマにじっくり取り組んで、マニアックに研究することが許される立場です。


日本を代表するマジック・クリエーターの増田克彦氏のように本職が印刷会社勤務のサラリーマンというギミックの製作にはうってつけの本業を持っておられるアマチュアの方もいます。



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○マジックと音楽の共通性
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このようにマジックの世界のプロとは、音楽の世界でいえば観客の前で演じることを専門とする歌手のようであり、アマチュアは歌を作り出す作詞家、作曲家のようです。


このようにお互い専門化して分かれた方が、集中して仕事が出来る、そういうエンターテイメントなのかもしれません。


私自身は、どう考えても人に見せるような超絶技法(ちょうぜつぎほう)や、素晴らしい容姿(ようし)や、面白トークや、個性的なキャラクターなど持ち合わせていませんので、絶対にプロにはなれません。


しかし、一生に一つでいいから、オリジナルでかつ多くの人が演じたくなるようなマジックを作ってみたいなと思います。


目標とするのはボール・カリー氏のアウト・オブ・ディス・ワールドやダイ・バーノン氏のトライアンフのようなマジックです。


「観客に赤と黒のカードを見ないで分けて当てさせる」、
「デックを表裏バラバラにリフル・シャッフルして混ぜてしまう」
いずれもそれまでにその現象のプロットさえなかったのではないでしょうか?


また、それを達成するための最も合理的な方法を創造し、難しい技法などをほとんど使わない全ての点で素晴らしいマジックです。


音楽の世界でも「名曲」と言うのは、「皆が歌いやすく、他の曲とは明確に区別でき、歌っていても聞いていても伝統的なリズムや和音を崩さず心地よいもの」だと思います。


そういう「誰もが演じたくなり、かつ、見ていて楽しくなる名曲のようなマジックのルーティンを作ってみたい」といつも私は思っています。


私の好きな「トランプと悪知恵」という本の著者である佐藤総氏も「自分の作ったマジックを人が演じるとはどういう感じだろう」と感慨深(かんがいぶか)そうに後書きを書いておられました。



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○演じる時の注意
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これは、蛇足(だそく)ですが、あなたがマジックを演じられる時には、間違ってもこれは「誰々の作品だ」とか、観客に説明することはやめましょう。


一般の方は、そのマジックは、その演じている人が考えたものだと無意識に思ってしまいます。


嘘(うそ)をつく必要はありませんが、特にその思い込みを否定する必要はないでしょう。


なぜか一般の方は、せっかく不思議な現象を見せてもらっても、それが人から盗んだアイディアなのだと知った途端(とたん)、何か冷める感覚があるようです。


私も、このマジック界の構造を知らなかった頃は、マジックが売っていたり、演じている人が考えたものではなかったりするということを知って、少なからずショックを受けていました。


「これは、私が、ちゃんと対価(たいか)を払って購入したマジックで盗んだんじゃないです。再販売はしてはいけませんが、人前で演じる許可は得ているので大丈夫です。だから安心して不思議がって下さい。」、などと正当な説得を試みても無駄です。

観客は、決して楽しめません。

原案者には、心の中で深く感謝して、大事に演じてあげる事が礼をつくすということになるでしょう。

決して原案者を紹介する事が礼をつくす事にはならないと思います。



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マジシャンのプロとアマチュアについて

2006/01/01 01:01

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こういうテーマだと、大抵厳しい精神論になるのですが、私の基準としてはかなり単純です。


プロのマジシャンとは、マジックをショーとして演じることにより報酬をもらえる人、
それまでの実績からきちんと出演依頼を受け、事前にその報酬も決定している契約を結ぶことのできる信用と能力のある人だとおもいます。


演技やレクチャー(マジックのタネやコツを教える有料の講演)だけで生計が成り立っていれば、プロ中のプロだと言えますが、他にバイトをしていても、それはプロだと言えると私はおもいます。


ボランティアとして老人ホームでマジックを演じたところ、相手のご好意により謝礼を頂いたというのはプロではありません。
事前に報酬が決まっていないからです。


アマチュアのマジシャンとは、プロ以外でマジックをする人の全てですが、マジックの世界では素晴らしいアマチュアのマジシャンが大勢います。


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例えばポール・カリー氏、アレックス・エルムズレイ氏、エドワード・マルロー氏、ブラザー・ジョン・ハーマン氏と名前を挙げるとキリがありません。


他の世界、例えばプロ野球選手とアマチュアの高校球児との関係を考えた場合、プロとアマチュアの能力には雲泥(うんでい)の差があります。


プロがアマチュアから学び教わる事は技術的にも、精神的にもほとんどありません。


しかし、マジックの世界では、プロがアマチュアから学ぶことはかなりあります。


むしろ新しいマジックや技法というのはアマチュアが生み出したものが結構多いのです。


例えば、
アレックス・エルムズレイ氏といえばエルムズレイ・カウント、
エドワード・マルロー氏といえばオーラム・サトルティ(※)、
ブラザー・ジョン・ハーマン氏といえばハーマン・カウント
などアマチュア・マジシャンの個人名がついた有名な技法がたくさんあります。
(※) オーラム・サトルティ(Olram Subtlety)のOlramはマルロー(Malro)のスペルを逆から並べたものです。


そして、それらは現在でもプロのマジシャン達が好んで使っている技法なのです。



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マジックショップでの振舞(ふるま)い方について

2006/01/01 01:01

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地方にお住まいの方は、マジック道具専門のショップに直接足を運ぶという機会は少ないと思うのですが、何かの用事で都市部に出られたついでにマジック道具専門のショップに寄って行きたいと思われることも多いでしょう。

その際に、数少ないマジックショップに行ける機会を有意義に過ごすための注意点を、私なりにまとめましたので、参考にしてみてください。

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○マジックショップでの店員との接し方○
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マジック道具専門のショップというのは、初めて行くと雑然(ざつぜん)と並べてある商品の山とか、少し客を寄せつけない雰囲気とか、そういうものに圧倒されてしまう事があります。

しかし、これは一定のルールを守らない人への警戒心の現れであって、決してサービス精神がない訳ではないのです。


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○マジックショップでの暗黙(あんもく)のルール
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1.マジックのタネをしつこく聞いたり、タダで知ろうとしたりしない。

2.自分の好きなマジックのジャンルやマジシャンを伝えて、おすすめのマジックを実演してもらう。

3.マジックを実演してもらった時には、馬鹿にされまいと変に警戒(けいかい)せず、素直に驚く。

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こういったコミュニケーションをちゃんと取りさえすれば、店員の方もきちんと対応してくれます。マジック初心者だからといって怖がる必要は全くありません。


マジックショップにとっては何でも知りすぎたマニアが来るより、素直に驚いてくれる初心者の方が来てくれるほうが大観迎です。


すでにかなりのマジック道具を購入済みのマニアより、初心者の方のほうが買ってもらえるであろう商品もたくさんあるでしょうから。


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○自分のマジックの知識、経験を知ってもらう
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店員の方はあなたのマジックの実力をいつも探(さぐ)っています。


一般的にマジックのグッズは、残念ながら、初心者の方が何の基礎知識もなく、理解できるようには解説されていないものが多いです。


テンヨーというメーカーなどの一般向けマジック・グッズだと簡単な言葉では解説されていますが、逆にその商品の奥深い使用方法や、さらに不思議な現象を起こせる可能性について、つっこんで解説している事はありません。


私はそういった点が問題であると思い、このブログを作ったのですが、通常のマジック専門店であれば初心者の方から分からないというクレームがあっては困るので、「カードマジック事典」や「コインマジック事典」を読んでいるレベルにあるか、基本技法を使うマジックを購入した事があるかといった点をさりげなくチェックしておられます。


本当の初心者だと認定(にんてい)されるとスヴェンガリ・デックを薦(すす)められる事が多いでしょう。
※スヴェンガリ・デックというギミック・デックについてはいずれ詳しく解説したいと思います。


この商品でさえ、奥深い全ての使用方法について解説してもらえるわけではないのですが・・・


マニアだと認定されると最近入荷されたDVDや珍しいパケット・トリックなどを薦められる事が多いと思います。


マジックショップで一番楽しい時間を過ごせるのは、店員の方が自分以外のお客さんに対して次々とマジックを見せておられるのを横で見ている時です。


そのお客さんがマニアではない方達だと、店員の方もセリフ回しなどから、本気でパフォーマンスしてくださるので、とても勉強になります。


又、自分自身が見せてもらっている訳ではないので「見せてもらったからには買わないといけないのではないだろうか?」という、店員の方の笑顔のプレッシャーを感じる事もありません。


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○商品の欠点を聞ける○
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「マジックショップに行ってよかった」と私が思えるのは商品の欠点を聞ける事です。


とはいえ、あまり正面から「この商品の欠点は何ですか?」などとは聞かないで下さい。


今から一応販売しようとしている商品ですから、そうそう店員の方も積極的にケチをつけられません。

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ポイントとしては、

「マジック前の準備に何が必要か?」

「演技後に観客に渡して検(あらた)めても、タネがばれないか?」

「演技するごとに消耗(しょうもう)して買い足さないといけないものが無いか?」

「フォースが必要か?」
※フォースとは、観客に1枚のカードを選ばせる際に、マジシャンが思ったカードを選ばせる技法です。

フォースはどうしても失敗の可能性があるので、必ず失敗後のプランを用意しておかなければなりません。

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こういうアマチュアが演じるのに不都合な点がないかを、具体的に聞くことが大切です。


テレビなどで実演されて流行(はや)っているマジックでも、実際に演技しようとすると、事前準備が大変だったり、演技後の検めが不可能だったりします。


そういった部分の意見を、マジックショップではさりげなく聞けるのがありがたいものです。


こういう情報は、詳しくホームページにも載せるわけにもいきません。


商品の仕入れ先にも見られるかもしれませんし、今後の取引にも影響してしまうでしょうから、あまり変なことは書けないからです。


マジックショップでは、店員の方の率直(そっちょく)な好みも聞けたりします。

よく似た現象を起こすものであれば、「私だったら、こっちよりは、こっちを買いますね。」などと、ぶっちゃけてくれる方もいます。


DVDなどの商品だと、好みのジャンルさえあっていれば、自分の感性で選ぶより、「店員の方のおすすめ」を買う方がまず間違いないように思います。



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プロとアマチュアがマジックをするシチュエーション(状況設定)の違いについて

2006/01/01 01:01

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○プロがマジックをする環境
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われわれアマチュアから見ると、プロのマジックをする環境というのは、うらやましいとおもえる点がいろいろあります。


まず、高価そうなクロースアップ・マットが全面に敷かれているテーブルで観客が待っており、そのテーブルのマジシャン側には、マジックで使う道具がロードできるように、セッティングしまくられています。


また、そのテーブルの大きさや椅子の配置を指示することにより、観客との距離・角度が自分で調整できます。


そして、自分自身も別室で完璧に服やポケットに道具を仕こんで登場し、マジックを始められます。


「そりゃ、次から次へ不思議なものが飛び出してきてもおかしくないよ」、とアマチュアの立場ではおもってしまいます。


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また、マジシャンの家族や知人が見ているわけではないので、失礼なツッコミや、きわどいタネの推測発言や、マジシャンのポケットに手を突っ込んできたり、テーブルの下をごそごそ点検したりするような大胆な人は、さすがにいません。


比較的、人間関係の距離が遠い状態といえます。

マジック後に、「観客が道具を調べないなら、そりゃ何ぼでもギミック使い放題(ほうだい)、やりたい放題できるよな」、とアマチュアは愚痴(ぐち)りたくなります。


しかし、プロマジシャンのつらいところは、失敗が許されないのはもちろんのこと、結構まとまった数のマジックを見せないと、ショーとしては成立しないし、現象が地味では、他のプロマジシャンと比べられた時に、不思議だけどなんか面白くない、などとおもわれてしまう恐れがあります。


また、あまりに同じマジックをしすぎると、さすがに飽きられるので、最新のマジックを常に探し、レパートリーを増やす努力を怠れない、といった苦労もあります。


また、いいマジックほど、他のプロマジシャンもレパートリーに入れておられるので、マジックがかぶってしまう、という問題もあります。



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○アマチュアがマジックをする環境
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これに対して、アマチュアは、見せる観客が身近な人であることが多いので、マジックが終わると、とことん道具を調べられることを、覚悟しなければならない、という苦労があります。


また、マジック前の準備に関しても、服やテーブルにいろいろな道具を仕こむのは難しいでしょう。


日常生活を送れる範囲内で、ポケットに忍ばせておける道具には、限界があります。


かといって、マジックをする前に「ちょっと準備してきます」、と言ってトイレに行って、道具をセットして帰ってこられると、私が観客ならそれだけでマジックの不思議度が半減(はんげん)するように感じられます。


しかし、逆にマジックをリクエストされて、何気なく始めたそのマジックが、思いのほか不思議で、どんなに道具を調べてもタネが分からない場合、観客の驚きは、仕かけが無いのを実感しているだけに、ある意味プロに対するものを超える事があります。


これが、アマチュアにとっての一番の醍醐味(だいごみ)ではないでしょうか?


逆に言えば、プロに対してはとことん調べる人がいないが故に、実は内心では不思議におもっていない観客も結構いる、とわたしはおもうのです。


マジックのタネを推測するのが大好きだった昔の自分が、まさに、こういうタイプの観客でした。


その推測が当たっていないにも関わらず、「調べていないあそこが怪しい」とおもい、でも確かめる術(すべ)も無いので、かえってそのままその推測を勝手に確信に変えて、あまり心から不思議におもっていなかったのです。


プロマジシャンにとっては、たまったものではありません。


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また、アマチュアがプロより有利な点として、アマチュアはたくさんのマジックをする必要はありません。

一度の機会に1個か2個すれば十分です。


むしろ、その方が観客の好印象が後を引き、その観客の知り合いにも見せてあげたいと思ってもらい、「例のあれやってあげてよ」、などとうれしいリクエストも頂けるのではないでしょうか?


私の好きなホームページ「マジェイアの魔法都市」を運営されているマジェイア氏もそのようなことを述べておられました。


マジックのレパートリーが増えてくると、どうしてもはまってしまうマジックやりたがり状態だった過去の自分を反省しておられる文章を書いておられます。


「好きなところでやめられる」これがアマチュアの特権です。

この特権をフルに活用しましょう。


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クロースアップ・マジックの基本道具

2006/01/01 01:01

私の考えるクロースアップ・マジックの基本道具は、(1)コイン(500円玉)、(2)トランプ(カード)、(3)お札、(4)スポンジ・ボール、(5)サムチップ、(6)インビジブル・スレッドの6つです。


(5)サムチップと(6)インビジブル・スレッドはマジック専用の道具(ギミック)ですが、応用範囲が広く、練習をしている人と、練習をしていない人との間で大きな差が出る基本道具です。


いずれ、動画コーナーでもご紹介し、(5)サムチップと(6)インビジブル・スレッドを使った、おすすめのマジックと商品をできるだけ安く販売できれば、とおもっています。


わたしは、(5)サムチップと(6)インビジブル・スレッドについても、いろいろ苦労して試行錯誤した点がありますので、このブログとメルマガの読者の方には、最短距離で効果的に使えるマジックを、覚えていただきたいとおもっています。


これらと、カードにサインをしてもらうための、少し太めのマジックペンがあれば、数十個の、しかもバラエティにとんだマジックができるでしょう。


アマチュアとして持ち歩くものは、とりあえず、これだけで十分です。


アマチュアは、いろんなギミックに興味を広げるよりも、これらの基本道具を使ったマジックをきちんと練習して身につける方が、結局マジックの上達につながる、とわたしはおもっています。


この基本道具でしっかり練習した後に、自分の趣味に合ったギミックを購入すれば、相乗的(そうじょうてき)な効果でそのギミックについても、パームなどの基本技法や、ミスディレクションの技術などで息吹(いぶき)を吹き込むことが出来るでしょう。


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よく、自分が購入したギミックで「こりゃ使えん。」と思ってお蔵入り(おくらいり)にしていたものを使って、誰かがすばらしい演技をしているのを見ることがあります。


そんな時は本当に自分の練習不足と浅はかさを反省し、また、そのマジシャンの方にとても感心します。


そのマジシャンは、他のマジックで培(つちか)った技術やセンスで、そのギミックを最大限生かすための工夫を怠(おこた)らなかった、ということなのです。



テレビで活躍されているプロマジシャンの中で、ムッシュ・ピエール氏は、よくテンヨーの市販されているマジック道具を使って質の高い演技をされていて、とても勉強になることがあります。


自分が持っていないものだとつい買ってしまったりします。


常に道具の使い方を考えることが、大切だとおもいます。


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私のマジック商品購入についての失敗談、不満点、戸惑った点

2006/01/01 01:01

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マジック商品というのは、タネの内容が分からないまま購入して、タネを知ってしまうと一切返品不可能という買う側からするとかなりリスクの高い商品です。


売る側からすれば、マジック商品の内容の中心は、「物」ではなく「タネ」という「情報」なので、「タネ」だけ知って返品されると、商売が成り立たないと考えるのは当然とも思われます。


しかし、その業界の暗黙のルールにあぐらをかいて、私から見れば完成度の低いマジック商品を販売することが許されてきてしまったのではないか、と感じることがよくあります。


ここでは、今まで私がマジック商品の購入について失敗し、不満に思い戸惑った点を商品のジャンル別にあなたにお伝えして、今後の参考にしていただきたいと思います。


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1.ギミックを購入した場合
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ギミック(Gimick)とは、マジックの世界では、マジック専用の仕かけのある道具のことを言います。


マジックを売る側としては、解説書ややり方を売るのではなく売る物が実際にあり、とりあえず不思議な現象が簡単に起こせるので、その点についてはクレームも少なく、物があるので値段も高く設定できて、売りやすい手品(マジック)の分野だといえます。


しかし、ギミックには以下のような短所がありますので、よく「買ったはいいけど、人前で実演する気になれず、棚の中でお蔵入りになる」ということが、一番多い商品ともいえるので、注意が必要です。


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○ギミックの短所
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1.ギミックが消耗品である場合、練習すればその道具が減り、道具がなくなると再び購入しなければならない、と言うジレンマがあります。


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2.多くの場合、一つのそのマジックしか見せられない割にはかさばる、という傾向があります。

1つのギミックでいろいろな現象が見せられるものもありますが、それは比較的優秀なギミックだと思います。


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3.マジックを行う前後に調べられるとタネがばれてしまうことが多く、検めに弱い商品が、一般的に多いです。


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4.非日常的な道具を出してきた時点で、ハードルが上がってしまう気がして、よっぽど不思議な現象を起こさないと、いけない感じがします(私だけでしょうか?)。


私が子供の頃、ギミックを使ったマジックを見ても「そういう風にできた道具なのだろう」としか思えませんでした。

例えば、ステッキが、投げ上げると同時に花に変わったとしても、「それはそういう作りになっている道具なのだろう」と思っただけで、私には不思議ともなんとも感じませんでした。


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5.テンヨーのダイナミック・コインなどの名作になると、結構世の中に出まわり、タネを知っている人も多く、一所懸命演じていると「あ、それ持ってる。」などと言われてしまう恐れがあります。



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以上のような点に注意して、実演可能かどうかよく検討してから、ギミックは買わないといけません。


ただ、マニアになってくると、最初から実演はおそらく不可能だと分かりながらも、その現象にほれてしまい、コレクター心をくすぐられて、購入すると言うことも良くあります。



私も含めて、このようなマジックに取りつかれた病気状態の人は、もう一般人としての社会復帰は難しいのですが、結構こういう覚悟をして、お蔵入りギミックを買ってしまう人は、私は好きです。


「あまりマジックにお金をかけられない」と思う方や、「買って一度も実演できないなんて、許せない。そんなもの買う人は馬鹿じゃないの?」と思われる方は、以上のようなギミックの一般的な短所をよく注意してご購入下さい。


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○カードマジックを購入した場合○
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カード・マジックを単体で販売している場合の多くは、パケット・トリックです。

パケット・トリックの場合、よく使うフォールス・カウントの技法があります。


そのため、「基本的な用語の説明は省略しております。またこのマジックにはエルムズレイ・カウントを使用しますが、その点については解説しておりません。」などの、一般の方が読むと、それだけで買うのを躊躇(ちゅうちょ)してしまいそうな、注意書きがあります。


カードマジックは、とくに体系的な学問のようになっていて、基礎の上に応用が成り立っている分野だといえます。


技法名だけでなく、カード各部の名前などの基本的専門用語も知らないと、解説を読んで思わぬ誤解をしてしまう事もあるでしょう。


歴史的な名著である「カードマジック事典」や「カードマジック入門事典」を熟読していれば、問題なくついてこられるのですが、マジックを購入した人は、その人がどんなにマジック初心者の方でも、その道具と解説書のみで、そのマジックを実演できなければいけないと、わたしはおもうのですが、どうでしょうか?


一つのカードマジックをやりたいだけなのに、必ず「カードマジック事典」を購入しないといけない、というのは、商品として不完全なのではないでしょうか?



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○マジックの解説本を購入した場合○
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子供向けに書かれたマジックの本は注意しなければいけません。


実行不可能な珍マジックや、「誰がそれで驚くねん」という地味なマジックや、そのマジックの前後をどのように処理するのかについて、全く説明やアフター・ケアーのないマジックが、非常に多いです。


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1・そもそも不思議でないパターン
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例えば、子供向けのマジックの本に、こんなマジックが載っていました。

「ダイヤの3」の上下のマークを両手で隠して、真ん中のダイヤだけを見せて、「ダイヤのエース」です、と見せます。

カードを裏返した後「ダイヤの3」に変わったことを見せます。というのですが、全くもって実行不可能です。


最初に「ダイヤのエース」です、と上下のマークを隠しながら見せて、誰がそのとおり思ってくれるのでしょうか?
怪しさ無限大です。

「このマジックの解説を書いた人は、何を伝えたかったのだろう?」とマジック以上に、解説を書いた人の頭の中の方が、わたしにとってはミラクルです。


但し、私は、いつもこういう駄作マジックに出会った時には、そのサトルティだけは、大事に覚えておこうとおもっています。


何かもっと説得力のある方法で「ダイヤの3」を「ダイヤのエース」だと、観客におもわせる方法を、自分で考えつけば、一気にこのマジックは素晴らしいマジックに早変わりするかもしれないからです。


しかし、実行不可能なマジックを人に押し付けている点で、現時点では、商品としては不完全です。


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2.曖昧(あいまい)な言葉でごまかすパターン
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他にも子供向けのマジック本で、悲しくなるのは、

「こっそりと(最初から)右手に~を隠し持っておきます。」

「密(ひそ)かに~を取り出しておきます。」

などの表現が、よく見られる事です。


その「こっそりと」とか、「密(ひそ)かに」とか、「観客に気付かれないように」という方法の具体的なやり方や、ミスディレクションの方法論などを、きちんと解説しなければ、「最初からそれができれば、苦労せんわい。」と言いたくなるものがいっぱいです。


文章だけで表現することにより、肝心(かんじん)な部分から逃げているマジックの解説本というのが、世の中にはたくさんありますので、注意が必要です。


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○本格的なクロースアップ・マジックの本○
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これらの子供向けのマジック解説書に対して、本格的なクロースアップ・マジックの本で、日本語で書かれているお薦(すす)めのものというのは、以下のものになります。


これらの本に書かれているマジックは、実際にプロマジシャンも使用しており、きちんと理解して、練習すれば、実演可能なものがほとんどです。


「カードマジック事典」と「新版 ラリー・ジェニングスのカードマジック入門」、「コインマジック事典」については、ほとんどのマジックマニアは読んでいるのではないか、と思われます。


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お薦めのマジック関係書籍
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・カードマジック事典 高木重朗編 東京堂出版 A5判 378頁 定価3990円(本体3800円)

・新版 ラリー・ジェニングスのカードマジック入門 加藤英夫著 株式会社テンヨー A5判 194頁 定価3,670円(内税)

・カードマジック入門事典 高木重朗・麦谷真里編 東京堂出版 四六判 378頁 定価3045円(本体2900円)

・テクニカルなカードマジック講座 荒木 一郎著 東京堂出版 A5判 208頁 定価2940円(本体2800円)

・テクニカルなカードマジック講座② 荒木一郎著 東京堂出版 A5判・240頁 定価2940円(本体2800円)

・現代カードマジックのアイディア 松田道弘著 東京堂出版 A5判 230頁 定価3990円(本体3800円)

・コインマジック事典 高木重朗・二川滋夫編 東京堂出版 A5判 220頁 定価2625円(本体2500円)

・テクニカルなコインマジック講座 荒木一郎著 東京堂出版 A5判 220頁 定価2,940円(本体2,800円+税)

・メンタルマジック事典 松田道弘著 東京堂出版 A5判 220頁 定価3045円(本体2900円)

・クロースアップ・マジック事典 松田道弘著 東京堂出版 A5判 200頁 定価3045円(本体2900円)

・アッというまにマジシャンになれる本 ゆうきとも著 河出書房新社 文庫版 224頁 定価540円(本体514円)

・トランプと悪知恵(Playing cards & Warujie Solutions)佐藤 総著 マジックショップ フレンチ・ドロップ A4判 82頁 \3,000



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○信頼できる著者○
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以上は、私がちゃんと読んだものですが、お気づきのように、ほとんどの本の出版社が、「東京堂出版」で、著者にも偏りがあります。


故 高木重朗氏、二川滋夫氏、松田道弘氏、荒木一郎氏、麦谷真里氏、の書かれた書籍には、ほぼ間違いがありません。


まだまだ、読んでみたい書籍はあるのですが、あえて買い控(びか)えているものもあります。


また、ゆうきとも氏は、著作は少ないですが、製作されたマジック、DVDはほぼ間違いがありません。


ゆうきとも氏の作られるマジックは、私が目指すマジックの方向とほとんど一致しており、そのセンスと演技力も飛び抜けておられるので、ゆうきとも氏の作品を見てしまうと、それ以上のものを自分で工夫することがなくなり、自分の創造力(想像力)がなくなってしまうおそれを感じるため、DVDは買い控(びか)えている、という感じです。



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○マジック書籍の問題点○
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これらの書籍は、マジックの数と値段からすると、とてもお得だとはおもわれます。


しかし、「今見て自分がほれ込んだ、そのマジック一つだけを習得したいと思っている人」からすれば、「そのマジック」に関する記述が少なくて、正直、くわしい解説といえないわりには高くつく、という感じになってしまいます。


前田知洋氏のサインしたカードが上がってくるアンビシャス・カードをしたいからといって、「カードマジック事典」のアンビシャス・カードの解説を読んだだけでは、まず「形にさえもならない」のではないかとおもわれます。


また、例えば松田道弘氏の著作などは、その数が多いため、ある本を読んでいると、「この点に関しては、拙著(せっちょ)~を、お読み下さい。」となっている場合があり、他の松田道弘氏の本も読まないと興味がわいたその点について調べられないことがあります。


そして、多くの本は、マジック界で、カードマジックとコインマジックに関する基本書籍であると認められている「カードマジック事典」と「コインマジック事典」に書かれていることは、省略されている場合があります。


著者としては、「同じような内容を書いて原稿料をかせいでは申し訳ない、と良心的に思っておられる」のはよく分かります。


出版社を通じて出版されるきちんとした書籍としては、当然の配慮(はいりょ)であり、それだけマジックというものが、「体系付けられている一つの学問」のように奥深いものなので、その学習には基礎的な事を積み上げてから、それぞれのマジックを習得するという、「ある程度の忍耐力と財力を必要とするものなのだ」とも言えます。


しかし、1つのマジックを覚えるために、「何冊もの本を読まなければならない」という現実は、初めて本格的なマジックの世界に入ろうとしている者にとっては、「少しハードルが高いかな」と、わたしなどは思ってしまいます。


こんなことを言うと、上級者の方からは、
「英語のマジック解説書を翻訳(ほんやく)して下さっているだけで、十分ハードルは低くなっとるわい。そんな軟弱(なんじゃく)な根性のない人間は、マジック界に入る必要なし。」
と怒られてしまうかもしれません


昔は、わたしもそういう考えでしたが、今は1つの価値あるマジックを演じるために必要な情報だけを取り出して、初心者のかたに伝えたい、と強くおもうようになり、このブログとメルマガを始めました。


わたしの周りに、もしこんな風に、いま自分がしたいマジックについて、いろいろな本やDVDの情報から、必要なことだけを解説し、質問に答えてくれる人がいたら、どれだけ無駄な時間と、無駄なお金を使わないで済んだだろう、とどうしてもおもってしまいます。


このブログとメルマガを読んでいただいている読者には、プロのマジックを最短距離で習得していただき、わたしのような遠回りと散財をして欲しくない、というのがわたしの願いです。


マジック専門用語の解説TB:0CM:0

マジックは体系的(たいけいてき)な学問である

2006/01/01 01:01

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○緻密な計算でマジックは成立する
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マジックの世界にあまり深くつかっていない一般の方が、マジックに対して持たれているイメージというのは、「覚えるのが楽しそう」とか、「人気者になれそう」とか、演技の雰囲気からして明るく、能天気(のうてんき)な感じがするかもしれません。


このようなイメージを一般の方が持っておられる、というのは、マジックが成功している証拠です。


しかし、マニアの人が裏側から見たマジックというのは、
「緻密(ちみつ)」
「計算されつくしている」
「体系だっている」
「しっかりとした基礎の上に応用を積み上げていかなければならない」
堅い学問を勉強するようなイメージで、マジックを考えておられる方が、きっと多いとおもいます。


良いマジックほど、ルーティンにもマジシャンの動きにも、無駄(むだ)がなく、タネを知っているマジックでも美しさを感じてしまいます。


「シルクハットにジーンズ」というちょっと変わった格好(かっこう)とハチャメチャな動きでマジックをされるスペインのホアン・タマリッツ氏というマジシャンなどは、ハチャメチャな動きのようで、全てが計算しつくされている、緻密なマジックだとマニアの間ではよく言われます。


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○本格的マジック書籍の著者は教養人
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日本でのマジック普及(ふきゅう)に、大いに貢献(こうけん)されている故高木重朗氏、松田道弘氏、二川滋夫氏などは何百冊もの英語の手品(マジック)に関する文献(ぶんけん)を読みこなし、マジックをプロットごとに、技法を効果ごとに整理し、マジックや技法の歴史的な変遷(へんせん)を調べて、その中から良いものを吟味(ぎんみ)して、語学力のない我々に、欧米の最新マジックを日本へ伝え続けて下さっています。


欧米の偉大なマジシャン達とも、交流が深く、本には書いていないような演技のコツなども、本人から会得(えとく)して持てるもの全てを出し惜しむ事なく、我々に教えてくださっています。


このようなアカデミック(学術的)な作業は、相当の教養と精神的エネルギーがないと出来ない偉業(いぎょう)です。


3氏のプロフィールを見ても、相当のインテリジェンス(ちせい)をお持ちの方達だという事が良く分かります。


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○マジックのルーティンは緻密(ちみつ)に練りこむ
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行き当たりばったりのアドリブや、楽しい魅力的なキャラクターを持っているだけでは、決してマジックというエンターテイメントは成立しません。


それぞれのマジックの本質を理解し、「どう始まり、どう終わるのか」「きっちりとした計画を頭に描いて、演技に臨(のぞ)まない限り、悲惨な結果が待ち受けている」そういう恐ろしいエンターテイメントでもあるのです。


たとえ、アマチュアであっても、自分の持てる頭脳の全てをフル回転させて、計画を練り、演技に臨んで行くことは、最低限しておきたいものです。



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マジックにおいて自然である事とは?

2006/01/01 00:55

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「Be natural. What I mean by this
is be yourself」(by Dai Vernon)
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直訳:「自然であれ」。それは、すなわち
「あなた自身であれ」ということです。
(ダイ・バーノン)



マジックのマニアであれば、
誰でも知っている有名な言葉です。


偉大なマジシャンである
故ダイ・バーノン(Dai Vernon)の言葉です。




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○技術的(ぎじゅつてき)な意味について○
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マジックは人工的に魔法を起こす
エンターテイメントであり、
必ずセリフや動作に虚構(うそ)が混ざります。
マジックにおいて、全ての動作が完全に自然であるという事はありえません。


シークレット・ムーブは、
少しでもシークレット・ムーブでない、
本来の自然なムーブ(動作)に近づける事が必要です。


しかし、逆にシークレット・ムーブでない動作を
行うときに、本当に自然なムーブ(動作)をすることは
よくないのではないか、と私は思います。


ユニフォーミティ・オブ・ディ・アクション
(Uniformity of The Action)の考え方です。



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ユニフォーミティ・オブ・ディ・アクション
(Uniformity of The Action)

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アードナス(Eardnase)が提唱(ていしょう)
しているこの方法論はダイ・バーノンの
「ビー・ナチュラル(Be Natural)」という方法論と
合わせて考えるべきだと、私はおもっています。


アードナス(Eardnase)は、少し変わった経歴の
マジシャンであり、本職はカジノのディーラー
(ポーカーやブラック・ジャックなどのギャンブルで
カードを配る係)、それも相当のイカサマの腕を
持つディーラーでした。


しかし、マジックにも強い興味を持っている人で、
このブログの第25回の動画(ムービー)でも、
紹介していますが、

全くカジノのディーラーとしては
必要でないはずの、カラー・チェンジなどの
オリジナル技法を発表していて、

この技法はマジシャンの間でも有名で、
今でも好んで使われる技法です。



アードナスの「ディ・エキスパート・アット・ザ・カード・テイブル(The Expert at The Card Table)」という本の中では、

カジノのディーラーがイカサマをするときに、
特に必要なセカンド・ディール(Second Deal)という
シークレット・ムーブのフォームと、

通常のディールのフォームを、
できるだけ近づけるように注意が
促(うなが)されています。


アードナスのこの本も有名なので、
マニアであれば、それを意識しておられる
マジシャンの方は、結構多いようにおもいます。


しかし、セカンド・ディール(Second Deal)以外の
技法になると、途端(とたん)にその事を忘れ、
通常のムーブとシークレット・ムーブが違うものに
なってしまう人が、なぜか多いように私は感じます。



セカンド・ディール以外のシークレット・ムーブでは、
「シークレット・ムーブと通常のフォームを、
できるだけ近づける」ということが、
多くのマジシャンの中で意識されていません。



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デック上でのパケットの検めについて
(具体例)

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例えば、デックからテーブルの上に取り出した数枚のパケットを、デックの上で検(あらた)める間に行うシークレット・ムーブが、いろいろあります。

デックの上でエース4枚を検めるムーブの動画

デックの上でエース4枚を検めるムーブデックの上でエース4枚を検めるムーブ











よく考えると、とても「不合理(ふごうり)でおかしな行動」です。


一度テーブルの上で並べてよく見えているカード数枚を、「なぜ再びわざわざデックの上に置いて、怪しげにカウントしながら、観客に見せないといけないのか」全く不自然な動作です。


松田道弘(まつだみちひろ)氏もその著書「現代カードマジックのアイディア」の中で、この動作を「見慣れた悪魔」という言葉で表現しておられます。



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「現代カードマジックのアイディア」
現代カードマジックのアイディア



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原則として不自然であるという事を忘れてはならない、と警告しておられます。


このデックの上でカードを見せるムーブは、あまりに多くのマジシャンが行うことにより、観客の方も、結構見慣れてしまって、疑問に思わなくなってしまっているようです。


むしろ、マジシャンぽくて、カッコいいぐらいに、思ってくれているかもしれません。



それならいいのですが、マジシャン側の言い訳としては、
「観客にカードのフェイスを見せてあげたいんだけど、たまたま片手がデックでふさがっているので、仕方なくデックの上に乗せちゃいました」
という感じに思ってもらいたい、といったところでしょうか?


そうだとすれば、

・テーブルの上のカードは、最初から表向きに置いていては検(あらた)める理由がありませんから、裏向きでテーブルに置いておくべき。


・一旦テーブルに置いたデックをわざわざ持ち上げてくるのはおかしい。


・シークレット・ムーブが必要ない時でも、カードを検める時は、デックの上でパケットを検めるべき。

ということになります。


シークレット・ムーブが必要ない時には、これみよがしに1枚ずつカードの裏表を見せながらテーブルに勢いよくカードを投げつけて「どうや、怪しいところないやろ」、という感じで、検めたりする人がいます。


最初のぎこちないシークレット・ムーブを用いた検めとは、あまりに対照的すぎて「何で最初からそういう風に検めないの?」とタネを知らない素人(しろうと)の時代でも、私は疑問に思って見ていました。


「ビー・ナチュラル(Be Natural)」である事は、マジックの理想ですが、マジックには必ずと言っていいほど不自然な動作や、不合理な会話が発生します。


しかし、少なくともそのマジックをしている間は、それが自然な動作であると、観客に思い込んでもらうよう、フォールス(嘘)の動作と、本当の動作を近づける事が、マジックの中での「ビー・ナチュラル(Be Natural)」なのではないでしょうか?


演者自らが、「本当にナチュラルな動作をしてしまって、観客を錯覚(さっかく)から目覚めさせてしまわないように、気を付けなければならない」
そのようにわたしは、おもいます。





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マジックのマニアなら必ず読んでいる「カードマジック事典 高木重朗著 (東京堂出版)」という本があります。

いい本なのですが、書籍という形のため、マジックの現象がなかなか映像としてイメージしにくい部分がありました。

このDVDではそれを映像化するとともに、原案(げんあん)では演じにくい部分をふじいあきら氏の方法で改案(かいあん)しています。

技巧派(ぎこうは)のふじいあきら氏の改案なので一般の人からすると技術的に難しくなっている部分もありますが、合理性のある改案で興味のある方は勉強になります。

マジック初心者の方にとっては、訳(わけ)の分からない単語だらけですが、私のブログをこれからお読みいただければ分かっていただけると思います。

特に「アンビシャス・カード」と「トライアンフ」は身に付けるといつでも演じられる一生の宝物のようなすばらしいマジックだと思います。


内容
マジック解説
1 ライジングカード
2 カットして当てるカード
3 ストップカード
4 トライアンフ
5 Do as I DO
6 ポケットに通うカード
7 封筒の中のカード
8 色の変わるデック
9 アンビシャスカード
10 デックの消失

技法解説
クラシックパス
カバーパス
ダイアゴナルパームシフト
カル
サイドスティール
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カードマジック事典

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上で紹介したDVD「ふじいあきらのカードマジック事典アンソロジー」の元となっているマジック業界ではとても有名な本です。

私も隅(すみ)から隅(すみ)まで読み、いろいろ勉強になりました。

著者の故高木重朗氏は日本のマジック界をリードされてきたすごい博識のある方です。

限られたページ数の中で約200個ものマジックと基本用語解説、約100個もの技法解説という驚くべきボリュームのトランプマジックに関する解説がなされています。

もっとも、それ故に1つ1つの解説は簡単にポイントを絞ったものになっており、初心者の方が読む場合は、さらに詳しく解説してくれる人やDVDなどが必要だと思います。

一通り読んだだけではそのマジックの現象をイメージできず、またそのマジックの素晴らしさが分からないまま読み飛ばしてしまいがちです。

このブログでもカードマジック事典のマジックや技法をマジック初心者の方にも分かりやすいようにでき得る限り丁寧(ていねい)に説明していきたいと思います。

この本を購入されてご質問のある方は、お気軽にご連絡ください。

誠意をもってお答えさせていただきます。


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わたしの知識だけでは分からないことでも、誠意をもって対応させていただきます。

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